世界から期待されている日本
外務省が3月に行った対日調査によると、東南アジア諸国連合の7か国(インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、ミャンマー)で、「最も信頼できる国」として日本を挙げた人は、33%で11か国中1位でし […]
外務省が3月に行った対日調査によると、東南アジア諸国連合の7か国(インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、ミャンマー)で、「最も信頼できる国」として日本を挙げた人は、33%で11か国中1位でした。参考までに、米国は16%で2位、中国は5%で4位、韓国は2%で9位です。日本の評価はこんなにも高いのか・・・でも、その通りだろうなと思う心当たりが最近の私にもありました。
3月にスイスを訪問し、参加したIPU(列国議会同盟:各国の国会議員による会議)での出来事でした。「私は日本が大好きなのです」と視察先で一緒になったコートジボワール共和国の議員が声をかけてきました。「なぜですか?」との私の問いに「日本人は、自国の為ではなく我が国の為を本気で思って手を差し伸べてくれるからです。だからアフリカの多くの国は、日本のことを素晴らしい国だと皆さん評価していますよ」と言ってくれました。その場で様々な話は大いに盛り上がり、アフリカ諸国の多くの議員の皆さんに取り囲まれて記念撮影をしました。
また、IPUの人権に関する委員会でもこんなことがありました。韓国の議員が、従軍慰安婦に対する発言があったので、委員会の最後に日本国として担当者が次のように主張をしました。「慰安婦の件で歴代総理は辛い思いをなさった方々を思い、非常に心を痛めていることは今も変わりません。この問題は、サンフランシスコ平和条約、二国間の平和条約によって本来は解決済みの問題です。しかし日本は、慰安婦の方に対して現実的な救済として「アジア女性基金」を創設しお詫びと反省の手紙も送付し、現在もフォローアップしております。日本国民のこのような真摯な気持ちが、韓国で前向きに受け止められず本当に残念です」この言葉を受け、委員長が委員会のまとめに「私は日本の姿勢を評価する。政治は、過去に囚われることなく未来を創っていく仕事だからだ」と言いました。
残念ながら昨今の日本国内には、自虐的で国民が自信を失うような情報ばかりが溢れています。
しかし海外では、我々が思っている以上に日本は高く評価されているのです。そして世界は日本に期待しているのです。この思いに応えられるように、日本は世界のために頑張らなくては・・・政治家として一つの使命を負った一連の出来事でした。