李登輝先生の講演
政治活動

李登輝先生の講演

「日本の植民地政策は素晴らしかった!」と、これまでにあまり聞いたことのない衝撃的な言葉を交え、熱く話されたのは9月に大阪を訪れた台湾の李登輝(元中華民国総統)先生でした。とても感銘を受ける内容だったので、講演会、懇親会で […]

「日本の植民地政策は素晴らしかった!」
と、これまでにあまり聞いたことのない衝撃的な言葉を交え、熱く話されたのは9月に大阪を訪れた台湾の李登輝(元中華民国総統)先生でした。
とても感銘を受ける内容だったので、講演会、懇親会で話された内容の一部をご紹介します。

『植民地は搾取するもの』と言うのが世界の常識だった時代に、日本は世界で唯一、統治した地の将来を考えた国でした。その証は日本が当時植民地だった台湾で最初に行った事業は学校を造ることだったのです。日本人は、台湾人の将来を見据えて、教育を通して国民のレベルを引き上げ、台湾に国力を付けさせようと本気で考えたのです。もしかしたら、この恩恵を一番受けたのは、私自身(李登輝)かもしれません。戦前の統治下の台湾で学び、その後日本に留学し京都大学でも勉強をさせて貰いました。李登輝という人間を作ってくれたのは、間違いなく日本の教育です。だから私は、『日本に恩返しがしたい』といつも思っているのです。

先生の話は続きます…
『日本教育の基本は武士道』です。今の日本人は意識していないでしょうが、現在も この武士道のDNAは脈々と流れ受け継がれています。例えばそれが顕著に現れたのは、東日本大震災時の日本人のとった行動です。難を逃れた避難所では一切の 略奪や混乱がなく、整然と並んで被災者が配給を受けていました。日本人のこの姿は、世界中の人々に、尊敬の念を持って受け止められたのでした。

李登輝先生は台湾人ですが、日本を心から愛しておられます。だからこそ声高に話されます。

「日本は戦後行ってきた自虐的な教育から脱して、武士道を基本とした素晴らしい 教育を見つめ直し、誠実な日本人としての誇りを取り戻してください。日本が蘇ることは、台湾の為、アジアの為、世界の為になると、私は確信しています」

こんなにも、日本に対して温かい激励の言葉を頂戴して、私は日本の政治家として胸が熱くなりました。
「世のため、人のために役立つ人間になれ」これは日本人が大切にしてきた武士道の教えです。
従軍慰安婦問題など、誤報や捏造によって間違った国の価値観が世界に流布されている今だからこそ、日本人が昔から代々大切にしてきた教えを、一刻も早く私達がきちんと次代に継承しなければ日本の未来は見えてこないと改めて感じました。